Blog Sugiura

Enjoy

NICE Symposium 2013

sugiura, · カテゴリー: News · タグ: , ,

★多数のご参加、ありがとうございました。(杉浦)

NICE Symposium poster b

シンポジウム: 第二言語習得研究のための学習者コーパス

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2013年3月5日(火曜日)11:00 – 17:00
名古屋大学 国際開発研究科 オーディトリアム(8階)
—————————————-
11:00 – 12:20 研究事例報告 第1部(1件20分)
 ・古泉 隆「学習者コーパスNICEの探索的誤用分析」
 ・草薙邦広「心理言語学的評定値に基づく産出語彙の評価」
 ・福田純也「タスク遂行の主観的困難度が外国語学習者の言語産出に与える影響」
 ・江口朗子「文法形態素の習得研究におけるGroup Score Method の再考」
(12:20 – 13:00 昼休み)
13:00 – 14:00 講演1
  投野由紀夫「CEFRによる学習者コーパスデータのライティング評価」
14:05 – 15:20 研究事例報告 第2部(1件25分)
 ・三木 望「NICEの日本人学習者のエッセイと添削文を利用した
       パラレルコーパスの研究」
 ・奥切 恵「談話で分析する日本語話者の英語関係節構文習得」
 ・阪上辰也「産出面から見た英語関係節の習得研究」
15:30 – 16:30 講演2
  石川慎一郎「アジア圏国際英語学習者コーパスICNALEの設計と構築:
         中間言語対照分析の精緻化に向けて」
16:30 – 17:00 全体討論会
17:00 閉会
17:30 より懇親会(当日、受付にてお申し込みください。)
—————————————-
科研費(代表:杉浦正利)による公開(無料)シンポジウム
後援:名古屋大学大学院国際開発研究科国際コミュニケーション専攻
http://sgr.gsid.nagoya-u.ac.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

“Your order is on its way”

sugiura, · カテゴリー: English, Phrase to remember, ことば, 研究 · タグ:

「商品は出荷されました。」

こういう表現は、単語レベルでは一対一対応しない。

こういうのを「発想の違い」という人もいるが、発想が違うのか、表現方法が違うのか?

言語は思考を規定するか、問題関連か。

思考は言語によって制限を受けるか。

しかし、日本語でも、英語でも、商品が出荷されて今運ばれているところだよ、という伝えたい内容は同じだ。

それをどう表現するか、の問題。

もちろん英語でも他の言い方もできるし、日本語でも上記表現を単語レベルで一対一対応するように「訳す」こともできるが、さまざまなバリエーションがありながら、その中のどれを「普通」使うかというのは、慣習の問題。

で、慣習の問題というのは、いったいどういうことかというのを突き詰めると、数ある表現の中で、その表現を使う確率が高いということ。

他の表現の使用頻度とは有意差がある、ということ。

もちろん、他の表現を使わないことはないが、普通は使わない、使うとしたら何らかの理由があるはず、ということになる。

表現全体での確率を調べることと、個々の単語間での遷移確率を調べることと、さらにいえば、いくつかのレベルので確率および遷移確率を調べることが必要になるな。で、研究ではそれを調べることになるのだけれど、言語の習得においては、それが頻度として習得されていくというわけだ。生物学的にはニューロンのコネクションが確立・強化されていく。

プロトタイプとは何か、というのもこれで説明ができる。つまり特定のレベルの特定の表現の使用頻度が、そのレベルでの他の表現の使用頻度よりも高いということ。そして、その表現の有意差に気づいた段階で、プロトタイプが習得される。

というようなことを、今の科研(TP-SLA)でやろうとしているのですよ。