SLRF 2010

ダメだこりゃ、ってものあるが、すばらしいものもある。
Maren Schierloh “The Construct of Noticing: What Eye-tracking and Stimulated-Recall Data Can Reveal” はよかった。
 
L2において、input は notice されて intakeとなり習得される、というSchmidtさんの仮説をどうやったら裏付けられるか。noticeをattentionとawarenessの下位概念にわけ、attentionが起きているかどうかをEye-trackingのデータで確認し、awarenessについては、Eye-trackingの課題を振り返りながらStimulated-Recallで確認するというもの。
 
理論の精緻化とそれを裏付ける証拠を得ようという流れが良い。自然。
証拠を得るための手法が欲しいデータを得るのに適切な手法を使っている点が良い。合理的。
 

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