{{category HSP}} !!!英語教育研究のためのプログラミング入門用テキスト {{outline}} !!!00. プログラミングのココロ --- HSP3を例に --- 2021-05-14 sugiura@nagoya-u.jp !!はじめに ! プログラミングとは、命令を書いていくこと。 *「アイデア(したいこと)を、どう表現したら良いか」 ! 「プログラミング言語」 *表現に使える「単語」と「文法」を知る。 *言語」によって「単語」と「文法」が違う。 !プログラミングで頭を使うところ *「単語」と「文法」を、どう組み合わせたら表現できるか。 *アイデアを、どういうふうに考えると表現しやすいか。 !上達のコツ +参考書を手元におく +「決まり文句」を覚える +自分のノートを作る !!HSPの表記法 * 命令は、半角英数文字で。 * 「目的語」(引数)をとる命令もある。 * 原則、一文一命令。文末は「改行」 **(「:」(コロン)でつなげて「複文」にしてもよい。) * コメントを書いておくこともできる。日本語OK。 **「;」以降(より右側)はコメント * 書く時の習慣:インデントで「レベル」をわけて見やすくする。 **半角スペース **タブ **★全角スペースはだめ! !!命令の実行 1. 命令は、上から順番に実行されていく。(流れていくイメージ) 2. 命令は「段落」ごとに「ラベル」(見出し)をつけておく。 *ラベルの名前は、半角英数文字で、適当につける。 *ラベルの前に「*」をつける。(例: *step1) *ラベルはインデントしない。 3. (「段落」単位で)順序を変えて実行させることもできる。 (流れを変える) goto 行き先のラベル名 goto *step3 !!! 01. HSPの基礎1:文字、ボタン、ラベルと画像 !! 01.1 HSPの基礎1:文字、ボタン、ラベル ! HSPの練習 「プレゼンテーション」 *「リソース」の中の「HSPスクリプト」フォルダーの中に、サンプルスクリプト: presentation.hsp !作業手順 + HSPスクリプトエディターを起動する + presentation.hsp ファイルを開く。 +「ファイル」で「名前を付けて保存」(自分でフォルダーを決めておく) + メニュー「HSP」から「コンパイル+実行」 ! コマンドの説明 * 文字列は引用符で囲む * メニュー「ヘルプ」から「HSPキーワード検索」 {{pre pos font mes button stop cls wait end }} *コメント「;」を使って、部分的に命令を実行しないようにしてある。 color * 色の指定: R, G, B (それぞれ0から255の範囲で) http://www.peko-step.com/tool/colorchart.html boxf * 四角に塗りつぶす。colorで色を指定してから、これで範囲を指定(座標:左上・右下) * コロン「:」を使って、二つの命令を一行に *ブロック(段落)ごとの流れを考える *ラベル で、ブロックに見出しをつけて、 button "Start", *step1 で行き先を指定する *「実行ファイル自動作成」 ** ソースコードと同じフォルダー内に作成される「hsptmp.exe」 ** 出来上がったファイル名(hsptmp)は自由に変えてよい。 ** これを作っておけば、HSPがインストールされてないPCでも実行可能。 !! 01.2 画像の利用 !サンプルスクリプト:presenPictures.hsp * 画像ファイルは、スクリプトと同じフォルダーに入れる。 * 例)flower.jpg picload "ファイル名", オプション * オプション ** 1 を指定して画像を表示 picload "flower.jpg", 1 * 事前に、表示する座標を指定する。 pos 200, 300 picload "flower.jpg", 1 !画像の取り扱い * Windowsの「ペイントツール」で手を加える。大きさ調整など。 * 「ツール」>「ペイントツールを開く」で開く。 * 画像ファイルは、HSPのスクリプトと同じフォルダーに保存すること。 !! 今日の課題 *presenPictures.hsp をもとに、自己紹介、研究紹介、絵本等のスライドを作ってください。 **これだけでも「文字」と「絵」を使った「教材」ができますね。 !!!TextForHSP02へ続く