!!!効果量 {{outline}} ---- !!効果量、サンプルサイズ、有意水準、検定力 検定をして有意:そうなる確率は低い:そうじゃないんじゃないか、と考える そうなる:「帰無仮説」:結局捨てる仮説:言いたいことと逆の仮説 有意になる確率:  サンプル数が多くなればなるほど、p値は、小さくなる。  有意になる確率が高くなる p値は、サンプルサイズに反比例 「平均の差を」標準化した指標:効果量 標準偏差と平均値 平均値から、標準偏差いくつ分離れているか 効果量1であれば、1SD分だけ離れている。 d=0.3 効果量小さい=実質的な差は小さい 理想は、実質的な差を示す効果量大、かつ、統計的に有意差あり 有意水準0.05  ふつう起こりえない確率  見方を変えると、  ふつう起こりえない確率:でも絶対起きないわけではなく、   その確率の分だけはおきてしまうことがありうる。   起きないはず、なのに、起きることがある。   起きないと思っているのに、それが起きてしまう確率。    それが起きてしまう:間違えてしまう。      何を間違えるか        差がある、と結論付けてしまうのだが、        実は、差がなかった、という間違い          α:Type I error 逆の間違いも考えられる    実は差があるのに、差はないと間違えてしまう          β:Type II error    この間違いの水準は、0.2 (20%)に設定されることが多い。 検定力:間違いなく判断できる確率    1 - β に設定されることが多い(Cohen 1988が推奨)    βは通常、0.2、ということは、検定力は 0.8  検定力が0.8というのは、βが0.2ということ、つまり、    「差があるのに、差はないと間違えてしまう」確率が20%ある。 通常、検定では以下の三つが決まっている  有意水準 0.05  β    0.2  検定力  0.8  あとは、サンプルサイズと効果量を考える必要がある。  サンプルサイズが小さいと検定力が下がる  サンプルサイズが大きいと検定力が上がる   検定力が下がると、βが大きくなる。    =差があるのに、ないと思ってしまいがちになる   検定力が上がると、βが小さくなる。    =差が無いのに、あると思ってしまいがちになる ★検定力は上がればよいわけではないというところが混乱の原因 豊田 2009:35  望ましいのは、サンプルサイズは小さく、かつ、検定力を大きく。  事前に、有意水準、検定力、効果量をきめて、サンプルサイズを求める。  事後で、有意水準、効果量、サンプルサイズから、検定力を調べる。 !!pwr https://cran.r-project.org/web/packages/pwr/vignettes/pwr-vignette.html !power.t.test(n= {{pre ## power.t.test() ``` power.t.test(n = NULL, delta = NULL, sd = 1, sig.level = 0.05, power = NULL, type = c("two.sample", "one.sample", "paired"), alternative = c("two.sided", "one.sided") ) ``` ### 最低限必要な項目 ``` power.t.test(n = NULL, delta = NULL, power = NULL, ) ``` ### 効果量大 0.8 にするには ```{r} power.t.test(n = NULL, delta = 0.8, power = 0.8 ) ``` }} !!判断目安 https://kyoto-edu.sakura.ne.jp/?&course=statistics&content=effectSize !!サンプルサイズの決め方 https://psych.or.jp/publication/world085/pw15/