- 先輩の修士論文は「珠玉混合」。下手にまねしないように。
- 「下のように」といって文中にいれた表や図を指し示さない。(相対指示はしない)
- 図や表は、ページをまたがないように。
- スペースが空いてもよいので次のページに送るように。
- 絶対指示がしてあれば、図表の位置が少しくらい本文とずれても問題ない。
- 自分で読み直して「わかりにくい」と思ったら、それは他人には理解不能と同じ。
- くどいくらいわかりやすく書き直す。「わかりやすい」というのは、意図した意味以外に解釈のあいまいさがない、という状態を言う。
- カラーを使う必然性がないところでカラーを使わないように。
- 特にエクセルのグラフなど見た目が派手につくってあるので注意。画面上で見るのではなく、白黒で印刷したときにわかりやすく見えるようにする。(グラフの背景をグレーにしない!)
- 「、」と「・」をちゃんと使い分けること。
- 複数の修飾語句を使う場合、長いものから順におく。
- 参考文献リストは、論文を「書く前に」一通り先に作っておく。
- 書きながら、一つずつチェック。
- 書き終わったときにも、全体をチェック。
- 参考文献のスタイルの統一は「できてて当たり前」。それができてなければ、論文執筆以前。
- 「分析はSPSS 13.0で行った」とか「分析はExcelで行った」などと、書かないように。分析の手法(分散分析とか回帰分析とか)が問題なのであって、使ったソフトは問題ではない。
- 非常に細かいテクニカルな点では、実は問題となるが、そこまでのことが問題となるようなことを扱うような人は、そもそもこんなふうには書かない。
- もっと言えば、こんなふうに書く人は「私は統計のことはわかっていません」ということを読み手に伝えていることになる。
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