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注意点

注意点

 論文を書く上で注意すべき点

  • 先輩の修士論文は「珠玉混合」。下手にまねしないように。
    • 「本物の」学術論文を真似しなさい。
  • 「下のように」といって文中にいれた表や図を指し示さない。(相対指示はしない)
    • 「図5のように」と具体的に明記する。(絶対指示)
  • 図や表は、ページをまたがないように。
    • スペースが空いてもよいので次のページに送るように。
    • 絶対指示がしてあれば、図表の位置が少しくらい本文とずれても問題ない。
  • 自分で読み直して「わかりにくい」と思ったら、それは他人には理解不能と同じ。
    • くどいくらいわかりやすく書き直す。「わかりやすい」というのは、意図した意味以外に解釈のあいまいさがない、という状態を言う。
  • カラーを使う必然性がないところでカラーを使わないように。
    • 特にエクセルのグラフなど見た目が派手につくってあるので注意。画面上で見るのではなく、白黒で印刷したときにわかりやすく見えるようにする。(グラフの背景をグレーにしない!)
  • 「、」と「・」をちゃんと使い分けること。
  • 複数の修飾語句を使う場合、長いものから順におく。
    • 『日本語の作文技術』参照!
  • 参考文献リストは、論文を「書く前に」一通り先に作っておく。
    • 書きながら、一つずつチェック。
    • 書き終わったときにも、全体をチェック。
  • 参考文献のスタイルの統一は「できてて当たり前」。それができてなければ、論文執筆以前。
  • 「分析はSPSS 13.0で行った」とか「分析はExcelで行った」などと、書かないように。分析の手法(分散分析とか回帰分析とか)が問題なのであって、使ったソフトは問題ではない。
    • 非常に細かいテクニカルな点では、実は問題となるが、そこまでのことが問題となるようなことを扱うような人は、そもそもこんなふうには書かない。
    • もっと言えば、こんなふうに書く人は「私は統計のことはわかっていません」ということを読み手に伝えていることになる。
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