連語表現の階層性

先週のSusan Hunstonの講演で、Multilayeringが取り上げられていました。その話の後で、「It’s so complicated.」とおっしゃっておりました。そこでは、単に多層的であるということだけが指摘されていましたが、それを聞いていて、それが、単に重なっているだけなのか、階層構造を持っているのか、という疑問が浮かびました。
 
ある論文に対する査読者のコメントに、連語表現の階層性について指摘がありました。うーん、この査読者の方が「その先」を行っているなぁ。と思って、Susan Hunstonの本でMultilayeringを再確認したら、Hunstonのいう多層性は評価の多層性であり、表現の多層性のことではありませんでした。
 
で、どっちが興味深いかというと、この査読者のコメント。
 
評価の多層性ってのは、もう「解釈」の世界で、事実に基づいて議論ができない話。
それに比べて、この査読者の指摘は、表現の階層性に基づいて、その表現間の階層関係を考察することが重要なのではないかという指摘であり、表現を比較観察することで、事実に基づきこの先研究を進めることができる。
 

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