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TextForHSP02

*disclaimer
637900

[HSP]

02. 変数、条件と繰返し、サブルーチン


 02.0 前回の課題の発表会



 02.1 ボタンを押した回数を記録する:「変数」と「goto を使った繰返し」

; 変数とボタン
; copyleft 2015-05-21 sugiura@nagoya-u.jp
; 2019-05-31
; 2020-05-29 pushTheButton2

kai = 0  ; 変数の初期化

*hajime
	cls

	pos 300, 200
	mes kai                          ; 変数の中身を表示

	button "押してね", *tasu

	button "おしまい", *owari

	stop


*tasu
	kai = kai + 1                    ; 変数の中身の数を増やす
	goto *hajime


*owari
	cls
	
	; 改良点
	; if kai < 1 {                      ; if 構文を分けて書く
	; 	mes "一度は押してね!"
	; 	wait 200
	; 	goto *hajime
	; }

	pos 300, 200
	mes "あなたは" + kai + "回押しましたね。お疲れ様。"  ; 文字列と変数の連結

	wait 200

end




 02.2 「変数」という入れ物


  • 「変数」に数字を入れる。
変数への代入 =

  • 押すたびに、数字を増やす。(「回数の記録」)
n = n + 1

  • 記録された結果(変数の中身)を表示する。
mes 変数

  • 変数の中身と文字列をつなげて表示する。(「+」)
mes 変数 + "文字列"

 02.3 条件で場合分け(流れの制御)


pushTheButton2.hsp の改良


(コメント部分の解説)

  • 万が一、押さなかった場合の対応(条件で場合分け)

if 条件 {
          命令
}

  • 一行で書く時の書き方
if 条件 : 命令



 02.4 問題文を提示し、反応を記録する

; 2問クイズ
; copyleft 2016-05-08 sugiura@nagoya-u.jp
; 2019-05-31
; 2020-05-29 2monQuiz2


*mon1
	cls
	pos 150, 150
	font "MS 明朝", 18, 1
	mes "正しい場合は、マウスの左ボタン"
	mes "間違いの場合、マウスの右ボタン"
	mes ""
	key = 0										; どのキーを押したかを記録

	mes "第1問"
	mes ""
	mes "アメリカの首都はニューヨークである。"
	mes ""

	repeat
		stick key								; 押されたキーの番号取得し key に入れる
		if key==256 : gosub *matigai : break	; 256はマウス左ボタン
		if key==512 : gosub *seikai : break		; 512はマウス右ボタン
		await 1									; repeatのループに一瞬の隙を作る
	loop

*mon2
	cls
	pos 150, 150
	font "MS 明朝", 18, 1
	mes "正しい場合は、マウスの左ボタン"
	mes "間違いの場合、マウスの右ボタン"
	mes ""
	key = 0
	
	mes "第2問"
	mes ""
	mes "カリフォルニアの州都はサンフランシスコである。"
	mes ""

	repeat
		stick key
		if key==256 : gosub *matigai : break		; key&256 でもよい
		if key==512 : gosub *seikai : break
		await 1
	loop

;--------------------------------------------------------------------------------

*owari

	cls
	pos 150, 150

	mes "あっていた数は、" +maru+ "個です。"
	mes ""
	mes "まちがった数は、" +batu+ "個です。"

	wait 300

	end

;-----------------------------------------sub------------------------------------
; サブルーチンは、必ず returnで、元に戻る

*seikai
	maru = maru + 1
return


*matigai
	batu = batu + 1
return


スクリプトの解説:プログラムの流れ


  • 問題文を呈示する。
  • 「はい」「いいえ」で回答してもらう。

「stick」を使った入力のチェック:どのボタンを押したか

stick

「repeat」を使った繰り返し


repeat 繰り返す回数
	命令
loop
  • 繰り返し回数を書かない=永遠に続ける
    • ひたすら「内容」を実行し続ける状態(指定回数なし=無制限)
    • await 1 を書いておくことになっている。書かないと「暴走」し続けてしまう。
repeat
       繰り返す内容
       await 1
loop

  • 条件が満たされるまで待つ:条件が合ったら「break」で抜け出す

repeat
       繰り返す内容
       if 条件 : break
       await 1
loop

回答の記録:場合に分けて、別の変数に記録

  • 合っていたら「正答数」に記録する。
  • 間違っていは「誤答数」に記録する。
  • いくつ合っていたかを最後に表示する。

 02.5 サブルーチン

  • 同じ「処理」は、一カ所に「部品」としてまとめ、再利用
    • ★普通の「段落」との違いは、return で元(gosubしたところ)に戻るところ
  • スクリプトの一番下にまとめて書いておく



  課題: 10問クイズを作る


できるだけサブルーチンにまとめてみよう。


★スクリプトエディターの使い方のコツ
1)コメントを使って、試行錯誤
2)ヘルプでキーワード検索
3)検索と置換



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