アカデミック・コミュニケーションのための英語CALL教材 講演会終了

新英語カリキュラムFD講演シリーズ第2回でした。
 
なんとか、皆さんのご協力で終えることができました。ありがとうございました。

教材のほうも、なんとか新学期に間に合いそうです。
 
私たちの話しの前の竹蓋順子さんと高橋秀夫さんの話もきけばきくほど、CALL教材ってのはやはり本質的に学習者に学習活動をさせる「教材」であって、作るのも使うのも教師の存在があってこそだと、つくづく思いました。
 
もうひとつ思ったのは、限られた質疑応答の時間に、いかに生産的なやり取りができるか、ですね。これは、まさに、新英語カリキュラムFD講演シリーズ第1回で、小野先生がおっしゃっていたことで、これが難しい。ま、もっといえば、それができるような能力もプレゼンテーションの技能のひとつなわけです。
 
プレゼンテーションというのも、結局はコミュニケーションであって、発表者の立場から発表者が話してオシマイ、というのではなく、フロアーの側から、聴衆の立場で、いかにどのような質問をするかというのも「プレゼンテーション」です。
 
その場で、どのような質問をするとそのセッションが発表者にとっても聴衆(自分も含めてその場にいる人全員)にとっても生産的なものになるか、というのが質問をする際のポイントです。もっといえば、それがその場で質問をする価値があるかどうか、です。
 
自分がききたいことを聞く、とか、自分が言いたいことを言う、というのはコミュニケーションではないのです。自分の発言、自分の質問が、その場で、どのような価値があるのかをよく考えることが、生産的な、よりよいコミュニケーションを生みだします。
 
質問は発表よりも難しいですよ。

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