修士・博士論文を書く人へのアドバイス

1)読むべき文献には二種類ある。
  古典として読んでおくべきものと
  最新の最先端の研究成果。
 
  で、自分の研究の直接的な足がかりとすべきなのは後者。
  ★まだだれも研究したことがないことを研究するのが研究。
   (自分が知らないことを学ぶのは「お勉強」)

2)実験項目こそが研究の質を決める。
  「ことば」を材料とするとき、その「ことば」をどう選ぶかが問題。
  先行研究で使っているから、というのは安易だが注意が必要。
  1)先行研究の欠点がそのよくない実験項目に由来する恐れあり。
  2)研究者として自分の頭で考えてないことになる。
  ★自律的に自分で考えられるかどうかが一人前かどうかの条件。
 
  実験項目がまずいと、それに基づいて行ったことはすべて信頼できなくなる。
  (いくら料理の名人でも、素材が悪かったらおいしい料理はできません。)

3)わかりやすく書く。
  お勉強したことは自分のノートに書いてください。
  論文に書くのは議論に必要なことだけ。
  構成を考えて書くように。整理してから書くように。

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