大関浩美(2005)

「第二言語における日本語名詞修飾節の産出は普遍的習得難易度階層に従うか」
『第二言語としての日本語の習得研究』8号 pp. 64-82.

英語で関係節中のどの文要素を先行詞とするかにより難易度が違うという現象が、日本語のそれに対応する名詞修飾節でも起きるかということを、KYコーパスなど3種類の産出データを使って調査。

結論:従わない。

理由:関係節と名詞修飾節(帰属節)は言語学的に違う構造であるから。(「普遍的」とは言えなくなる)

新たな発見:被修飾名詞の有生性の影響。「ホテルで泊まった人」「スーパーで買った茶碗蒸し」

★英語学習者の自然産出データでの調査はまだ行われていない?! (p. 77)

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