白井恭弘先生講演会、よかったですね。

阪上君が30分で作成してくれたポスター・看板
白井先生講演中。話がはずんでPC画面はスクリーンセーバーに、、、


少なすぎと多すぎを心配していましたが、ちょうど良かったです。65名程度。
あっという間の1時間30分。質疑応答の分10分延長。
第二言語習得研究のポイントを手際よく話していただいた上に、今後、第二言語習得研究に母語話者でない研究者(特に英語母語話者でない人)が、どのように貢献できるのか、また、どうしてそれが重要なのか、という観点を披露していただき、ためになりました。その話を聞いて、講演のタイトルが、第二言語習得論ではなく、「外国語」学習の科学となっているその意図がわかりました。

司会者としましては、講演のタイトルと同名のご著書『外国語学習の科学』(岩波新書)を会場で紹介しようとして研究室を探したのですが、「あの」ありさまで、発見できず、南部生協書籍部へ走り、新たに買い求めました。あらためて見てみて、巻末の用語索引の出来にこの本の出来の良さが現れていると思いました。ここに並ぶ用語がわかっていれば、あなたも第二言語習得論とは何か、その入門が出来ている証となります。

司会者としましては、質疑応答の際に質問が出なかったときのことを考えて用意していた質問は、「外国語学習の科学、とあるように、外国語学習に関する研究を「科学」として成り立たせるには何が重要だとお考えでしょうか?」というものでしたが、幸か不幸か、その質問をする時間はなくなってしまいました。

ハワイ大に行ったときにMike Longが言っていた「SLAは科学なんだよ」という言葉を思い出します。

コメントを残す