Maryland Day

今日は、Maryland Dayといってまあ「オープンキャンパス」のようなもので、研究室公開やいろんな催し物があった。午後から少し行って、たまたま入ったのが、Space Systems Labで、3階建ての建物全体がでっかい水槽の入れ物になっていて、その中で、宇宙で使うロボットなどの研究実験を行うところだった。水槽の中をロボットが動いていて、水槽の外でパソコンをいじっていたので、これでコントロールしてるのかと聞いたら、ロボットは基本的に自律して動くようになっているが、必要なときはこれでコントロールすると言われた。画面を見たらLinuxみたいだったので、Linuxでやっているのか、ときいたら、コントロールするのもロボットもLinuxで動いているとのことだった。「We use Gentoo. We don’t need fancy GUI. We need minimum.」といわれた。「ジェントゥー」と聞こえて「うん?」と思ったが、ああ、「Gentoo」のことで英語ではそう発音するのね、とわかった。後で調べてみたら、GUIなどのデスクトップ環境は標準ではなく、プログラムもバイナリーではなく基本的には必要なものを自分でコンパイルするというカナリなディストリビューションだと分かった。もともとMITにあったラボをディレクターがこっちに来るといってごっそり引っ越してきたのだそうだ。NASAが近くにあるからかな?

小惑星探査機ハヤブサも、想定しないトラブルに対応するのに、地球でプログラムを書いて、それを送信して、あとはハヤブサが自律的に動くということをしていた。イヤー、自分が必要とする目的を達成するために必要なプログラムを書くというのは開発には必須だな。

若い人たちは、統計とプログラミングを「まじめに」学んでほしい。

「We need minimum.」カッコいいなぁ。

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