先週土曜日に行ってきましたが、帰ってきたと思ったら、もう一週間過ぎてしまった。
日時:2011年11月26日(土)午後2時30分-午後4時30分
場所: キャンパスプラザ京都 5 階第 2 -第 4 演習室
※京都駅北側にある伊勢丹と中央郵便局の間の通りを西に徒歩 3分;ビックカメラ前。
講師: Susan Hunston 氏(英国 Birmingham 大学教授)
演題:Phraseology and Evaluative Language: Issues in Corpus Linguistics
「キャンパスプラザ」って、いったいどこの大学の施設なんだ、と思ったら、どこの大学のでもなくて、大学コンソーシアムの建物だそうで、、、「ビックカメラ前」ってのがわかりやすくてよいと言えばよいのだけど、なんだかなぁ、、、
Susan Hunstonさんは、なんというか、丸顔のひとのよいおばさんという感じ。
話しは、最近出た本の概要で、参加者の皆さんは、ハードカバーの本を持ってきていらっしゃいました。
あ、そういえば、演題が直前に、本と全く同じものになったんでした。「Corpus Approaches to Evaluation: Phraseology and Evaluative Language」
ハードカバーしか出てなくて、1万円。
私は、Kindle版で17ドルのをiPadに入れて持っていきましたけど。
結局のところ、話は、「It’s so complicated.」とご本人いわく。
で、まあ、これは従来なかった「見方」ではありますが、あまりにもまだ未整理で、事実の蓄積もまだ不十分で、かといって、仮説とか理論も示されず、おそらくこの話を聞いた人でよくわかった人は多くはなかったと想像します。
が、まあ、私は私なりにわかって、本を自分で読まなくてすんだので助かりましたが。
簡単にお伝えすれば、単語レベルではなく、また、文レベルではなく、その中間のレベルでの言語表現のパターンにも「意味」がある、という話です。この「意味」というのは、単語のようにはっきりしていないので、ニュアンスとかモダリティーとか話し手の態度というようなもののこととして語られています。それを「evaluation」と呼んでいます。そういう「evaluation」があらわれているフレーズのパターンを「evaluative language」と呼んでいます。
このややっこしい話をまとめるのに必要なのは、
1)フレーズのパターンの体系だった観察と
2)理論化
です。
そこんところに取り組んでください、A君。