「浮力とは、実は圧力の積分です。」

川口淳一郎さんの『はやぶさ 世界初を実現した日本の力』で、丸くなるほど大きな星では重いものが沈んでしまうが、小さくて丸くならないイトカワは重いものも表面に出たままであるということを説明するときに使った表現。
 
いやー、高校で積分も物理も習いましたが、こういう「発想」ができないところが文系に進んだゆえんだなぁ。
 
すべて事実に基づき計算して予測する。計算が違っていたら、はやぶさはもどってこれなかった。
計算が正しいかどうかは、結果を見れば明らか。
 
もちろん計算がすべてではないが、計算できることは計算して結果を出すところがすごい。
 
計算できることとできないことを見極めることも大切だが、計算でどこまでできるか突き進んで計算していくことも必要だ。逆に言えば、そこまでやらないと、計算できることとできないことの見極めもできないでしょう。