Larsen-Freeman, D. (2006)

The Emergence of Complexity, Fluency, and Accuracy in the Oral and Written Production of Five Chinese Learners of English, Applied Linguistics 27/4: 590-619.

ゼミで読んだ論文。

言語発達を段階的に捉えるのではなく、複雑な連続体としてとらえるべきだと言う主張。

特定の一面だけを見て発達段階とか習得段階とかいうのは正しくないという主張。

各個人の時系列での習得状況を見る必要があるという主張。

言語学的な単位と心理的な処理単位は同じではないという主張。

用例ベースの言語観。

量的な分析に使っている指標は、Wolfe-Quintero et al. (1998)。それでいいのか、という問題はあるが、さしあたっては手堅いところ。

データの全体像が示されてないところが残念。

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