「公的な会議は原則として17時以降行わない」

東大が「男女共同参画加速のための宣言」の一項目で、「公的な会議は原則として17時以降行わない」と宣言したというのを遅まきながら知った。
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_210304_j.html
これは、画期的。「男女共同参画」とか「ポジティブアクション」とか「少子化対策」とか政府も大学も言っているけれど、実際、すべての人に影響する形で何らかの政策がなされたことは今まで聞いたことがなかった。逆にいえば、掛け声ばかりで、ほとんどの人にとっては「何の意味もないこと」であった。
 
ところが、この「夕方5時以降は会議をしない」というのは、すべての人にとって影響を及ぼす具体的な政策であり、かつ、単純明快。そのうえ、お金もかからない。こういうことを、さらっとやってとげるところが東大のすごいところだと思う。
 
ところが、この「男女共同参画加速のための宣言」は、「U7“男女共同参画”に係る共同宣言」に基づいているのだそうだ。「U7」というのは「国立七大学」。なんとこの「U7“男女共同参画”に係る共同宣言」、名大総長もしていたのだ。
http://www.gakushikai.or.jp/symposium/index.html
 
名大は名大なりに、実は、学内保育園や学童保育所(この夏開設予定)を作るとか、やってはいるのだが、事実上関係者しか知らないし、他の人に不利益になるからというような足を引っ張る「抵抗勢力」もあって苦労をしている。
 
男女共同参画を「加速」するためには名大も「公的な会議は原則として17時以降行わない」と宣言すべきだ。

コメントを残す