Nan Jiangさん講演会

Understanding (un)acquirability in adult second language acquisition

非常によかったです。すばらしい。さすがよく考えられています。

「臨界期」を過ぎてからの第二言語の習得で、何が習得可能で何が不可能か。
「不可能」は「困難」といっても良い。
L1にない言語的特徴(たとえば文法形態素)は習得が困難。(母語話者なみにはならない)

L1でなにを文法化し何を語彙化するかによって「メタルスペース」が出来上がってしまい、「メンタルスペース」に合わないものは母語話者と同様には処理できない。その例が、中国語や日本語母語話者にとっての英語の複数形。

となると、、、どのようなL1を習得するかで構築される「メンタルスペース」が決まってしまう、となると、結局、この話は、Sapir-Whorf Hypothesis につながりますね。「言語が思考を規定する」Language determines thought.

word-by-word self-paced readingタスクも、リーディングではなく、文法性判断のために文単位で使えば、「不自然な読み」と批判されないですみそうですね。

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