連続公開講座「データサイエンス時代の言語教育」(4)

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連続公開講座「データサイエンス時代の言語教育」(4)

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第4回『言語教育研究でのデータ収集と分析』

主催:名古屋大学大学院人文学研究科 英語教育学分野

https://www.hum.nagoya-u.ac.jp/ele/

共催:外国語教育メディア学会(LET)中部支部 外国語教育基礎研究部会(キソケン)

https://bit.ly/kisoken

データの世紀といわれる21世紀、言語教育研究はどのような方向に進むのでしょうか。私たちは英語教育や第二言語習得に関する専門的な知識、コンピュータを使った実験ツールや教材開発のプログラミング、そしてデータの統計的分析やモデリングなど新しい時代に必要な技能と知識をそなえた人材の育成が使命と考えています。言語教育研究の現在を見据え、その未来を探るために企画した連続公開講座の第4回です。対面での開催です。(遠隔での中継も予定)

  • 教員、学生、一般の方どなたでも参加できます。
  • 無料 (懇親会費は当日500円)

日時:2023年11月11日(土)  13:00〜15:30
(懇親会 15:50〜17:00ごろ)

会場:名古屋大学東山キャンパス 文系総合館7階 カンファレンスホール

■13:00-13:10
あいさつ

■13:10 〜 14:10 第一部 

「シャドーイング研究入門 ―あなたにもできるデータ収集と分析の方法―」

橋崎 諒太郎(名古屋大学大学院)

学習法としてのシャドーイングの研究方法を紹介します。初めに、クラス内でのシャドーイング指導の効果および、指導に影響を与える要因を明らかにするためのデータ収集と分析の方法を説明します。次に、プログラミングを用いたシャドーイング実験がどのように実施されるか、また、データ収集および分析の方法が、クラスでの指導の効果を検証する研究とどう異なるかを説明します。最後に、シャドーイング研究の実例を、講演者が実際に行った研究のデータを用いて説明します。

■14:25 〜 15:25  第二部

「英語学習振り返りデータの分析と解釈 ―利点と限界点―」

森田 光宏(広島市立大学)

学習者の学習経験を収集したものは、「学習振り返りデータ」と呼ばれ、エビデンスに基づいた教育改善の資料として活用されています。この種のデータは、豊富な示唆を与える場合もありますが、解釈が難しい結果を示すことも多いです。特に、リッカート尺度(例えば、4件法)で回答を求める場合には、大量のデータを集めることができますが、質問内容をよく吟味しないと意味のあるデータは集まりません。本講演では、講演者が関わった英語学習に関する研究から、データの収集法、分析法、そして、結果の解釈についての例を示し、英語学習振り返りデータの利点と限界点についてお話します。

15:25 閉会あいさつ

■15:50 〜 17:00ころ
懇親会 7階オープンホール(会場隣室)

参加申し込み

  • 参加人数把握のため下記アドレスまたはQRコードから申し込みをお願いします。懇親会出欠もこちらでお願いします。申し込みと同時に受付メールが送られます。
  • 対面での開催です。遠隔での中継も予定しています。オンライン参加希望者には参加アドレスをメールでお知らせします。

参加受付アドレス: https://forms.gle/LaoJ379UD5uBd8VA7