CALL教室で、学生が音が出ません、というので、見てみると確かに出ない。
たいていこういうときは、ケーブルが抜けている。確認したがささっている。
音声のボリュームが、ゼロになっていたり、ミュートになっていたりとか、、、。これも違う。
再生ソフトの方でメモリが振れているので、ソフト的には、音が出ているはず。
ということは、物理的な故障。
仕方ないので、席を替わらせて、学習をさせる。後ろの席ではOK。ということは、この席固有。
断線か?
システムを再起動して、試すが、変化なし。
再度、ケーブルを確認。ちゃんと入っている。と、おもったら、本体への差し込み以外に、ブースの下部への差し込みを経由してパソコン本体へケーブルがささっている。
ブース下部を見るとちゃんとケーブルはささっている。が、よく見ると、マイクとヘッドフォンが逆にささっている。
さし直したら、音が出た。原因はこれだ。
普通、自然とこれが逆にささることはない。
うっかり蹴っ飛ばしたりして、入れ替わることはない。
ということは、誰かが差し替えないと、こうはならない。
考えられるケースは二つ。
1)うっかり引っ張って抜けてしまって、よく見ずにさしたら、たまたま逆になってしまった。
2)イタズラで逆にさした。
1)のケースを防ぐためにできることは二つ。一つ目は、抜けないようにくくりつけること。もしくは、ジャックの規格を変えて、逆にはささらないようにすること。
一応、ヘッドセットを持ち帰れないように、くくりつけてはあるが、抜けないようにはくくりつけてない。
困るのは、2)のケース。明らかにほかの学生が困ることになる(先生も)ことがわかっていて、それを故意にするわけだ。ものごころつかない子供なら「人が困るようなイタズラはだめだよ」と教える機会となるが、ここは大学だ。もし、そういう学生がいたとしたら、なにか心に問題を抱えているに違いない。かわいそうに。