論文の書き直しを指導するということ

もう何度書き直しをするように言ったか忘れた。が、なんとか人に読んでもらえる程度になった。
この過程を一生忘れないでほしい。
まさか、途中の原稿を捨ててしまってないだろうな。
最初自分の書いた原稿から、OKのでるところまで、何をどう書き直して、それは、何が問題だったのか、忘れないために、もう一度見直して、ポイントを自分でまとめること。
そして、二度と同じような間違いをしないこと。
本人もつらいだろうけど、指導するほうもしんどいよ。何度も同じことを言わせないように。

「ライティングでフィードバックは有効か?」

結局のところ、魚を与えるのではなく釣り方を教える、ってことだな。

先生が朱書きで直してくれたところを、直して清書して完成させたって、原稿が直っても本人のライティングの能力が伸びなかったら、指導の意味はない。

もちろん、どういうフィードバックを与えるかにもよる。全部直してしまうのは必ずしもよいフィードバックではない。本人が考えて気づいて学ぶことができるようなフィードバックが重要。

で、受けたフィードバックを本人がどう生かすかで、そのフィードバックが有効かどうかが決まってくる。

本人がフィードバックを受けて、それに基づきどのようなことを学んだか、が、フィードバックが有効かどうか、って問題の答えだ。

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