ペースを保って学習してもらいたい。

課外学習の課題をだして、学期中に終わらせること、と指示すると、かなりの割合で学期末に駆け込みで終わらせる学生がいる。コツコツ分散学習をすることが語学の場合重要なのに、これでは単に「終わらせる」ことだけが目標になって、よくない。
 
では、どうするか。
 
分散学習が重要なんですよ、と言ってなるほどと思ってくれるような学生は、そもそも、まじめで最初からコツコツやっている。コツコツやらずに、締切ギリギリにためておいて終わらせるような学生に、いかに分散して学習させるか、が問題。
 
締切を小刻みにするというのも手。もう一つの手は、コツコツ学習したことが数字に表れて、それが得点つまり成績に反映されるようにすれば良い。
 
コツコツペースを保って学習するということは、一定のペースで学習すること。つまりペースに変動がないということ。であれば、変動係数を使って、変動が0の場合に一番よい成績がとれるようにすれば良い。
 
変動係数は、標準偏差を平均でわったもの。変動がなければ0。変動が大きくなるとだんだん大きくなって、最大約1.732になる。
 
となると、

得点=素点×(1−(変動係数÷1.732))

これで期間をきめて、その期間にいくつすること、と指示をしておけば、コツコツやることになるでしょう。
そもそも、素点が低い人は、それなりに低くなりますし。