博士後期課程入試

今年から、論述がなくなった。
外国語と修論と面接。
大学院は基本的に修士課程と博士課程に分かれるのだけれど、ここの場合は、まあ、簡単に言えば、
 修士課程=博士前期課程
 博士課程=博士後期課程
ということ。

修士課程では、その道のプロとなるべく、専門的なトレーニングを積む。基礎的なトレーニングができていることのあかしとして修士論文を書く。
博士課程では、その道で一人前の研究者となるべく、研究のトレーニングを積む。研究者としてのあかしとして博士論文を書く。

しかし大学は様々で、同じ修士号といっても、何を学んだかは千差万別。分野が違えば、積むべきトレーニングも違ってくる。さらには、分野の違いではなく、目的の違いもある。そもそもプロとしての研究者を目指すのかどうか。(例えば、法科大学院は研究者になるためじゃなく、弁護士になるため。)

しかし、あくまでも、この人は研究者になれるか、というのが博士課程合格の判断の基準。

修士課程で、基礎的なトレーニングはしっかり積んでおいてほしいなぁ。さもなくば、入ってから一年目は基礎トレーニングと思ってがんばってもらうしかない。いずれにせよ、基礎がなかったら、その先へは、進めないよ。

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