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[HSP]

英語教育研究のためのプログラミング:HSPの基礎テキスト

 TOC

00. プログラミングのココロ --- HSP3を例に ---
01. 文字、ボタン、ラベルと画像
02. 変数、条件と繰返し、サブルーチン
03. 配列、繰り返し、データの記録と保存など
04. 画像と音声の取り扱い、それとメッセージボックス
05. 応用例:リスニング教材、解答時間の記録、ディクテーション
06. 音声の録音と外部ファイルからのデータ取り込み
07. マルチメディア教材の応用例:複数の画像の操作と「透明」ボタン
08. 学習効果の分析:学習の前後における平均点の推移


00. プログラミングのココロ --- HSP3を例に ---

2021-05-14 sugiura@nagoya-u.jp

 はじめに


プログラミングとは、命令を書いていくこと。

  • 「アイデア(したいこと)を、どう表現したら良いか」

「プログラミング言語」

  • 表現に使える「単語」と「文法」を知る。
  • 言語」によって「単語」と「文法」が違う。

プログラミングで頭を使うところ

  • 「単語」と「文法」を、どう組み合わせたら表現できるか。
  • アイデアを、どういうふうに考えると表現しやすいか。

上達のコツ

  1. 参考書を手元におく
  2. 「決まり文句」を覚える
  3. 自分のノートを作る


 HSPの特徴:なぜこんなマイナーなプログラミング言語を使うのか?

  • もともと個人がコンピューターゲームを作るために作られた言語
  • 英語の教材開発に必要な要素は、ゲーム開発に必要な要素と同じ

メリット

  • 個人向け (大規模開発には向かない)
  • 敷居が低い:使えるようになるまでが簡単(クリックしてインストールするだけ)
  • 実行プログラムが簡単にできる(メニューから選ぶだけ)(HSP使ってない人も実行できる)
  • 必要に応じて拡張できる
  • 無料

注意点

  • Windows用が基本
  • 命令を文字で書いていく (GUIで「部品」を並べるわけではない)
  • 事実上、日本でしか使われていない

 HSPのダウンロードとインストール

https://hsp.tv/idman/download.html

  1. 「Free Download HSP」をクリック
  2. Vectorのダウンロードサイトで「ダウンロードページへ」をクリック
  3. さらに「このソフトを今すぐダウンロード」をクリック
  4. ダウンロードしたファイル「hsp351.exe」をダブルクリックしてインストール

「WindowsによってPCが保護されました」と出たら、
「詳細情報」をクリックして、確認して、
「実行」する

 HSPの使い方

命令を書いて、実行する

  1. HSPスクリプトエディタ を起動する。
  2. 開いた画面に、命令(スクリプト)を書いていく。(例: mes "Hello")
  3. 命令を書いたら「メニュー」の「HSP」から「コンパイル+実行」を選んで、実行
  4. 「メニュー」>「ファイル」>「名前を付けて保存」

書いた命令を「コンパイル」して実行ファイルを作成する

  1. 「メニュー」の「HSP」から「実行ファイル自動作成」を選ぶ
  2. スクリプトファイルが保存されているフォルダー内に「hsptmp.exe」という実行ファイルができている
  3. このファイルがあなたが開発した「ソフトウェア」です。名前は適当に変えてよいです。

 HSPの表記法


  • 命令は、半角英数文字で。
  • 「目的語」(引数)をとる命令もある。
  • 原則、一文一命令。文末は「改行」
    • (「:」(コロン)でつなげて「複文」にしてもよい。)
  • コメントを書いておくこともできる。日本語OK。
    • 「;」以降(より右側)はコメント
  • 書く時の習慣:インデントで「レベル」をわけて見やすくする。
    • 半角スペース
    • タブ
    • ★全角スペースはだめ!

 命令の実行


1. 命令は、上から順番に実行されていく。(流れていくイメージ)

2. 命令は「段落」ごとに「ラベル」(見出し)をつけておく。

  • ラベルの名前は、半角英数文字で、適当につける。
  • ラベルの前に「*」をつける。(例: *step1)
  • ラベルはインデントしない。

3.「段落」単位で順序を変えて実行させることもできる。 (流れを変える)
 goto 行き先のラベル名

goto *step3



01. 文字、ボタン、ラベルと画像


  01.1 HSPの基礎1:文字、ボタン、ラベル


HSPの練習 「プレゼンテーション」

作業手順


  1. HSPスクリプトエディターを起動する
  2. presentation.hsp ファイルを開く。
  3. 「ファイル」で「名前を付けて保存」(自分でフォルダーを決めておく)
  4. メニュー「HSP」から「コンパイル+実行」


コマンドの説明


  • 文字列は引用符で囲む
  • メニュー「ヘルプ」から「HSPキーワード検索」
	pos
	font
	mes
	button
	stop
	cls
	wait
	end

  • コメント「;」を使って、部分的に命令を実行しないようにしてある。
color

  • 色の指定: R, G, B (それぞれ0から255の範囲で)

http://www.peko-step.com/tool/colorchart.html

boxf
  • 四角に塗りつぶす。colorで色を指定してから、これで範囲を指定(座標:左上・右下)
  • コロン「:」を使って、二つの命令を一行に

  • ブロック(段落)ごとの流れを考える
*ラベル

で、ブロックに見出しをつけて、

button "Start", *step1

で行き先を指定する

  • 「実行ファイル自動作成」
    • ソースコードと同じフォルダー内に作成される「hsptmp.exe」
    • 出来上がったファイル名(hsptmp)は自由に変えてよい。
    • これを作っておけば、HSPがインストールされてないPCでも実行可能。

  01.2 画像の利用

  • サンプルスクリプト:presenPictures.hsp(13)
    • 画像ファイルは、スクリプトと同じフォルダーに入れる。
    • 例)flower.jpg(134)
picload "ファイル名", オプション

  • オプション
    • 1 を指定して画像を表示
picload "flower.jpg", 1

  • 事前に、表示する座標を指定する。
pos 200, 300
picload "flower.jpg", 1

画像の取り扱い


  • Windowsの「ペイントツール」で手を加える。大きさ調整など。
  • 「ツール」>「ペイントツールを開く」で開く。
  • 画像ファイルは、HSPのスクリプトと同じフォルダーに保存すること。

  今日の課題


  • presenPictures.hsp をもとに、自己紹介、研究紹介、絵本等のスライドを作ってください。
    • これだけでも「文字」と「絵」を使った「教材」ができますね。

TextForHSP02へ続く